全館空調システムのメリットとデメリット

暮らし

低金利のこの時代、夢のマイホームの一軒家を狙う人は多いと思います。

今、新築を建てるならズバリ導入を考えて欲しいのは太陽光パネルではなく、「全館空調システム」だと思います。

最近は大手ハウスメーカーもこの全館空調システムを採用するようになっています。

まぁ、贅沢かもしれないが、せっかくの新築なら是非とも検討して欲しいと思います。というか導入して間違いない!!

そこまでおすすめする全館空調システムについて、今回はメリット・デメリットを利用者の目線から伝えようと思います。

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メリット

1.全ての室内の温度を一括管理

名前の通り、全館空調というのだから全ての部屋の温度をコントロールできることに尽きると思います。

簡単に申し上げると、大型エアコンが家中の温度を制御管理してくれます。

家の中のどこにいても夏は涼しく、冬は暖かい。各部屋にエアコン不要。

加えて、

夏は扇風機不要

冬はストーブ不要こたつ不要

さらに空気清浄機不要。

なので冷暖房器は一切不要

とは一概には言い切れませんが…これについてはデメリットで後述します。

とにかく1台のエアコンで全部屋の温度管理が可能。

家の中に張り巡らされた配管を通って各部屋に冷気・暖気を供給します。

実際の使用感は・・・

はっきり言ってものすごくいいです。

特に夏場。

最近は温暖化の影響なのか夏になると連日40度近くの猛暑が続いています。

一部の論文発表によると、この先も気温は年々上昇していく見込みで、数10年後には各地で40℃超えも珍しくない時代がやってくるそうです。

そんな時、自宅でもスーパーやショッピングモール、病院といった公共の場所のように涼しい環境を実現するには全館空調が最適と考えます。

エアコンのある部屋だけが涼しいなんてことないですから。

どこに居ても涼しいんです。

2.冷暖房器具が必要ないということは・・・

上述したように余分な冷暖房器具は一切いりません。

ということは、内観が年中スッキリしますね。

冷暖房器具を置くスペースも必要ありません。

さらにストーブって火元があるので火事の原因になるし、小さな子どもにとっては危険ですよね。

扇風機も小さな子どもにとっては危険です。指を扇風機の中に突っ込んだりしませんか?

しかし、無いなら無いで、ストーブ、扇風機の使い方や安全な取扱いを学べないというのはありますが…

まあ、それは少し大きくなった時に他人の家や祖父母の家で覚えればいっか。

3.空気清浄機の機能付き

全館空調システムを導入すると、24時間換気システムも導入されると思います。

花粉やPM2.5などの粒子状のアレルギー物質を室内に運び込みません。

当然ながら空気清浄機を置く必要はありません。

「ぜんそく」にかかる確率も減らせるそうです。

お子さんの健康に関してもメリットと言えそうですね。

4.家内の温度差がほとんどない。

耳にしたことあると思いますが、いわゆるヒートショック対策になるということです。

特にお風呂の脱衣所ですね。

暑いお風呂場から突然寒い脱衣所に移動すると、脳卒中や心筋梗塞になる可能性があります。

全館空調システムを導入していれば、全ての室温が一定に保たれているので、温度差はほとんどありません。御高齢になった時こそ有用になるということです。

また、家の設備ですから、のちに導入するのは難しいです。むしろ、できない可能性が高いです。

そして何よりも室内のどこにいても快適に過ごせます。例えば、「2階は1階に比べて寒いや暑いがない」わけです。

たまに夏や冬であることを忘れてしまうくらい。そんな体験ができるのも全館空調システムならではですね。

デメリット

もちろんデメリットもあるので紹介したいと思います。

1.故障した時

1台の空調システムに頼るわけですから、万が一故障すれば…どうなるかは分かりますね。

なので一概に冷暖房器具が不要とはいえないのです。

ただし、その時のために冷暖房器具を全て揃えていては、何のための全館空調システムなのかという話なので、万が一を想定した対策は事前に考えておくべきです。

私は念のため、リビングにエアコンを設置できるようにエアコン用の200Vコンセントを配置しておきました。もし使うとなれば、全館空調システムは相当壊れている状態でしょうね。

2.空気が乾燥する

これが困った悩みです。

特に冬場。空気が想像以上に乾燥します。

加湿器なしで睡眠を取ろうものなら確実に喉がヤラレます。

私も喉をやられ、風邪を引きました。

絶対に加湿器は必要アイテムです。全館空調システムの業者さんが加湿器はマストアイテムと言ってきます。それほどです。

しかも大容量タイプがいると思います。場合によっては数台必要ですね。

その代わり、洗濯物はよく乾きます。

換気システムのおかげで、部屋干しでも臭いがつきません。

外に干す必要がないので、花粉や虫が衣類につかないのは助かりました。

3.冬場の床はやはり冷たい

残念ながら床暖ではないので床は冷たいです。

結局は大きなエアコンですからね。

ハウスメーカーによっては床下に空調システムがあって床を温めるのもあるみたいです。

ただし、その場合の吹き出し口は床になるので、手入れや見た目は考えものです。

床暖の心地よさを求めるならば、やはり床暖房に頼るしかないでしょう。

リビングであれば、ホットカーペットでもよいと思いますけどね。

4.設備投資が高い

最後にこれが導入するうえで最大のデメリットかと思われます。

あえて、最後に書かせていただきました。

導入費用は、200~300万円かかるかと思います。ここをクリアできるかで導入できるかどうかが決まるでしょう。しかし、それだけの価値はあると思います。

建ててからでは、基本的には導入することはできないですから、それを踏まえて考えなければなりません。

「複数台のエアコンVS全館空調システム」では、快適さは言うまでもありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

全館空調システムのメリット・デメリットを紹介しました。

もちろんメリットの方が、魅力的ですが、デメリットを知ったうえで検討しないといけませんからね。それだけ導入費用が高い。

とはいっても私が思うに購入費用の問題さえクリアできれば、絶対に買いだと考えています。それだけ画期的なシステムですし、長い将来を見据えたとき、導入しなかった方が後悔するのではないかと思っております。

また、何か思いついたら更新していきたいと思います。

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