クラッシュ相場から学べること

これは2019年のドル円相場。

年初のスタートに一気に円高!104円前半まで急落している。

そのあと、大きな下髭をつけて回復。

これはクラッシュ相場と言われる突発的な下落である。

そもそも2018年の年末、ダウの下げ、株安からの円高が進んだ。トランプ大統領が仕掛けた相場とも言われたが、クリスマスに大きく下げてきた。

その後、株は落ち着いたが、ドル円は落ち着かず。1/3の正月最後の日の午前8時ごろに一気に急落した。

理由は中国の大口の取引がご発注したかなんかだったか…

リーマンショックのような話ではなかったが、年末の流れもあって相場参加者は恐怖に怯えたことだろう。

ドル円は最後の最後に仕掛けてきたわけだが、その後は落ち着きを取り戻した。

この時の大衆心理を知ることで次の機会に生かそうと思った次第である。

 

予期せぬ下落は損切りの発動をもたらす。

結果、長期のロンガーたちも損切りはもちろん、短期のロンガーもロスカットされたことだろう。まさにクラッシュ相場。ここで売り仕掛けできる人はいないだろう。

逆に105円近辺で買いたい長期ロンガーの指値はヒットし、直ぐにある程度は戻る。

すでに損切りを出し切ったため損切りショートはでにくいが、この動きに同調して短期ショートで入る初心者がいる。

しかし、理由が分かった人たちは買い戻しを始める。それでも不安な初心者は微益で利確を繰り返す。結果、ジリジリと買い戻る。

逆にショートで入った初心者は踏み倒され、損切りを余儀なくされる。

それを見破るプロたちは押し目押し目をロングで積み重ねる。

そうやって、ショートの損切りを食ってジリ上げで112円まで戻したわけだ。

ここで重要なのは、クラッシュした後に冷静にロングで入れるか。

その勇気があるかどうか。

下ひげが出た時点で買いと判断できるか。

もちろん、万が一、再度、落ちた時に何処で切るか計画できるか。ここがいちばん重要と思われる。

今回のように大きく下げた時は戻しても必ず再度落ちるような動きを見せる。

その時は直ぐに戻ってきた値まで待ってみるのが良さそうだ。

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