スマホ決済アプリに急ブレーキ
2019年8月。
セブンペイの廃止が決まった。
ずさんなセキュリティが仇となり、利用者のお金が奪われる形となったが、その後の対応も後手に回っており当然の結果といえばそうなのだが…
思い起こせば2018年の年末。
ペイペイの大盤振る舞いなサービスのおかげで一気にスマホ決済が浸透したが、ここに来てブレーキをかける形となった。
セブンペイの問題はもっての外だが、各社の売り込み様も以前ほど熱気が冷めた気がする。いつまでも100億還元キャンペーンなどというのはやってられない。
スマホ決済アプリの難点
しかしながら、おかげさまでコンビニやドラッグストアなどでスマホ決済サービスを利用できない場所はほとんどなくなった。だが、実際のところそこまでスマホ決済を利用してる人は少ないと思う。
結局のところ、一時的な大きな還元キャンペーンがなければ利用する人は少ないということだろう。
ではなぜなのか。
個人的には、２つあると思う。
導入方法と
支払い方法だ。
導入方法
まず、導入方法についてだが、単純に使えるようにするまでに手間がかかる。
アプリをインストールして、
それから個人情報の登録して
さらにお金をチャージするなり、引き落とし方法を決めるなりして使用できるようにしなければならない。
これを難なくこなすには、新しい物好き、若者、節約家くらいか・・・
特に口座情報の登録やお金をチャージすることに抵抗を感じる人もいるだろう。
セブンペイではないが、本当にセキュリティの面で信用できるかは判断に迷うところだろう。これに関しては実績が一番大事かと思うが、昨今の個人情報の洩れなどのニュースを見ると一概に安心とは言えないのが現状だ。
支払い方法
次に支払い方法だが、
一見、便利で手軽な支払い方法だと思われがちだが、意外と支払いに手間がかかるのが個人的には1番の難点だと私は思っている。
まず、スマホを取り出す。
次に個人認証ロックを解除して、使用したいスマホアプリを起動する。
支払い画面を開き、
「バーコード表示」なのか「バーコード読み取り」なのかを選んで、店員さんに提示する。
これって本当にスマートでしょうか？？？
最近になって利用してて思いますが、
財布出して、クレジットカードを提示する方がよっぽど早くてスマートに感じます。
結局のところ、スマホ決済って手間がかかる。
日本においては、ポイントカードがたくさん存在し、ポイントカードの提示もしなくてはならない。また最近では利用店舗のアプリをインストールしておいてクーポンも提示しなくてはならない。そして、スマホ決済アプリも複数存在する。
これでは、支払いの際に色んなことをしなくてはならない。
律儀な私は、この色んなことをやっていますが、正直手間で面倒くさく、店員さんにも手間がかかるような気がして何となく気が引けますし、自分の後ろに並んでいる人達に時間を待たせることになりやりづらい部分もある。
これでは、なかなか浸透しないのも頷けるだろう。
ではどうしたらよいのだろうか。
支払い方法の提案
①クレジットカードの利用
諦めてスマホ決済アプリの使用はやめましょう。
こんな考え方もありではないでしょうか？
スマホ決済アプリを使用するに当たり、セキュリティの面でリスクが伴います。
凄腕ハッカーなるものは今も常に一般市民のお金を狙っています。失われていいお金だけをチャージしておくくらいが安全です。
そうなると、使うたびにまずチャージしないといけない。当然、使い勝手が悪くなりますよね。
スマホ決済アプリを使いこなせそうにないなら、潔く利用するのは諦めましょう。そうすれば、スマホ決済アプリに費やす労力や時間を他のことに使えます。
ちょっとでもお得に支払いをしたければクレジットカードにしましょう。クレジットカードを盗まれり、個人情報が洩れなければ悪用されることはなく、セキュリティの面ではスマホ決済アプリより安全です。
②スマホ決済アプリは1つのみで運用する
スマホ決済アプリを利用するならば、自分に適したスマホ決済アプリを１つ利用するのも手です。
私自身、３つのスマホ決済アプリを使っていますがスマホを開いたときにアプリを選択するのに若干時間を食ってしまいます。
そこで１つの決済アプリだけを利用すれば、いつもタッチする場所は決まっていますし、使い方も慣れてスピーディーに対応できるかと思います。
それでは１つに絞る時、どのスマホ決済アプリを選べばいいのでしょうか？
利用するならば、大手が作っているアプリを導入したいところ。
持っているスマホのキャリアで選択するのも手です。
ソフトバンク→PayPay
docomo→D払い
au→au pay
キャリアフリーならば、楽天ペイ、メルペイ、オリガミペイといったところでしょうか。ヤフーカード持ちならばPayPayもありでしょう。
利用できる店舗数を考えるならば、PayPayや楽天ペイでしょう。
③アプリを起動して直ぐに支払い決済可能なアプリを選択する。
スマホ決済アプリを起動して支払いまでがスピーディーなアプリを選択するのも一つの手です。
私が使用しているなかで特に早く決済できるのはやはり「楽天ペイ」
このアプリは、起動して即バーコード表示されます。
何かと「楽天」は他よりも使い勝手が良い。チェーンメールの多さを除けば楽天は最強と言えるでしょう。
「PayPay」もアプリを起動して、PayPay残高で払うなら直ぐにバーコード表示されます。他の決済方法ならば、画面下中央の「支払う」を押せばバーコード表示されます。
まとめ
今やスマホは、誰もが常に所持しているツールになっています。
命よりもスマホくらいに考えている人もいるくらいです（決して良いとは言えない傾向ですが・・・）。
しかしながら、普段の支払いを「スマホ決済アプリ」で済ますには、まだまだ使い勝手に不満点はあります。
それでも扱い慣れてくれば、スマホで決済画面を見せるだけで支払いを終えることができて、現金を扱うことに比べれば間違いもなくスムーズなやり取りができるかと思います。
まずは使ってみて自分に合ったスマホ決済アプリを探し出すのも悪くはないと思います。
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