セレナにe-POWERは必要か?付けなかったユーザーの見解は

暮らし

まず、始めに断っておきますが、車のプロではない普通のいちユーザーの見解です。

ミニバン売れ筋No.1のセレナですが、2019年8月にマイナーチェンジしました。マイチェンなので大きな変化はないのですが、ハイウェイスターのフロントマスクはそれなりに変わりました。それについては賛否両論あると思いますが、今回はセレナの売り上げを支えているe-POWERについて必要かどうかお話ししたいと思います。

日産:セレナ [ SERENA ] ミニバン/ワゴン | 走行・安全 | 走行性能
日産セレナ(SERENA)の公式サイト。第2世代e-POWERの魅力をはじめ、気持ちの良い走りを実現したガソリン車、ヒルスタートアシストやオートブレーキホールドなどの装備をご覧いただけます。
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結論:e-POWERは必要ない

e-POWERは、俗に言うハイブリッド車ということです。厳密にはトヨタが開発したハイブリッドとは異なるシステムなのですが、大きな分類ではハイブリッドの一種です。それで、e-POWERは必要かどうかと言う質問ですが、コスパを考えると現段階では必要ありません。

 

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日産セレナ(SERENA)の公式サイト。第2世代e-POWERの魅力をはじめ、気持ちの良い走りを実現したガソリン車、ヒルスタートアシストやオートブレーキホールドなどの装備をご覧いただけます。

 

では、何故必要ないと言えるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

 

そもそもハイブリッド自体がコスパに欠ける

まず、ガソリン車とe-POWER車の価格を比べます。

ガソリン車

ハイウェイスターV:¥2,932,200

ハイウェイスターG:¥3,168,720

e-POWER車

e-POWER ハイウェイスターV:¥3,435,480 ↑¥503,280

e-POWER ハイウェイスターV:¥3,657,960 ↑¥489,240

 

どうでしょう?

e-POWERを搭載したセレナは50万円程度の上乗せがあります。この金額ですが、燃費を考えると、どうも元を取るのに10年近くかかると言われています。距離だと10万キロくらいでしょうか。

ガソリン代は実際のところ上がったり、下がったりしているので誤差はありますが50万円差を燃費の差で埋めるには結構時間を要します。

 

ちなみに他車メーカーでもミニバンクラスだと、ハイブリッド車はガソリン車に比べてこのくらいの価格差があり、実際に売れているのはハイブリッド車ではなくガソリン車です。

日産の営業マンもe-POWERは勧めてきません。

 

実際、車を10年乗る覚悟があってもそこまで修理なく済むかは分かりません。

 

ちなみに「JC08モードで26.2km/L」。

このクラスのミニバンではNo.1だが果たして実燃費はどうだろうか?

マイチェン前のe-POWERのセレナが15~17km/Lといった口コミを見たことがあるが、思ったよりも燃費は伸びないと思われます。

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ハイブリッドは将来性に欠ける

ハイブリッドは、未だに初期コストが高く、エネルギー源は結局ガソリンなので普及がイマイチ進んでないのでしょう。

脱・ガソリン車でないと環境に優れた自動車ではない。

すでに次世代の車は世界的に電気自動車に変化していきそうなので、ハイブリッド車は完全普及を果たせずに衰退していくことでしょう。そうなると、自動車大国の日本は窮地に立たされそうです。

ということで、ハイブリッド車にあまり明るい未来はなさそうです。

Nissan LEAF shown from behind the wheel driving on the highway

日産:リーフ [ LEAF ] Webカタログ トップ
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しかし、e-POWERは走りの面で有利!!

コスパを重視するとe-POWERはおすすめできないと言わざるを得ません。

しかし、お金があり余っているならば、e-POWERは走りの面では有利です。

はっきり言って、ガソリン車ではミニバンの重量と搭載されているエンジンを考えるとパワー不足は否めません。

その点、e-POWERであればモーターの力でトルクは良くなり加速の面で違います。また、e-POWER DRIVEはアクセルを離せば、エンジンブレーキがかかるようになるので運転が楽になるでしょう。ただし、余分にお金を払ってまで必要かと言われればそうとは言えないでしょう。

 

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車内の静寂性はハイブリッドであるe-POWERに軍配!

ハイブリッドは、車からのエンジン音が歩行者に気づかれないほど静かなのは周知の事実であります。e-POWERももちろん静寂性に優れており、車内も当然ながら静かです。家族との会話も聞き取りやすいでしょう。

e-POWERでなくても満足できるか?

我が家のセレナはe-POWERを搭載してません。

やはり登り坂や高速道路を走ると少しアクセルを踏んであげないと気持ちよく走れません。スポーツモードのようなのも用意されていません。

しかし、それなりに走ってくれます。

 

家族を乗せた状態で、スポーティーに走る必要ありますか?

ミニバンに乗る理由は、家族、特に子供たちを乗せる方々が乗る車だと思っています。ですから、スピードを出して走るのは必要ないですし、安全運転を考えるとこのくらいの走りで十分です。

車の走りを求めるならば、ミニバンはやめて背の低い車の方がよっぽど走っていて楽しいでしょう。

 

結局のところ、ハイブリッドはまだまだ値段が高い。

ミニバンクラスのハイブリッドが今後、ガソリン車に対して20万円程度の上乗せで買えるのならば、おすすめしたいと言えそうですが、現時点では叶いそうもありません。

e-POWERを存分に堪能したければ、ノートの方がおすすめでしょう。

あくまでもセレナのe-POWERは宣伝効果とお金に余裕がある人向けに見えてしまいます。実際、街中でe-POWER搭載のセレナを見る機会は少ないです。それだけ、無理してまで買う必要はなさそうです。

e-POWERに限らず、車のオプションは決して安くない!

上乗せの40万円で他に何が買えますか?

ついつい車を購入する時って、長く使うからとか言ってグレードの良い車種を選んでしまいがちですが、オプション1つにしても結構なお金が飛んでいきます。

ここは、慎重になって本当に必要かどうか長い目で見て検討していただきたいです。

ちなみにセレナ自体はとても優れたミニバンですので、e-POWERに捉われずに選んでいただきたいと思います。e-POWERでなくても十分過ぎるほどの装備が為されていると言えます。だからセレナはミニバン販売台数No. 1を勝ち取っているのでしょう。

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