我が家の全館空調システムを体験してみて。

暮らし

全館空調をネットで検索すると、たくさん出てくるようになりました。

我が家の新築は2017年5月に完成しました。まだ建築設計段階であった2016年の終わりに全館空調を色々と調べていたが、その当時はそれほどネット上でヒットしてきません。各ハウスメーカーも全館空調を謳っているメーカーはほとんど皆無であったのです。

しかし、現在は全館空調の取り扱いを行う業者が増えてきています。住宅の次の売りどころとしては、この全館空調になるのでしょうか。全館空調システムは本当に快適なのでご紹介します。

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全館空調システム エココチ

さて、我が家の全館空調ですが、ダイキン工業のものを使用しており、換気システムは協立エアテックであり、管理・施工は株式会社ヤマガタヤというところです。

お家まるごと冷暖房+24時間計画換気を掲げています。本体は屋根裏にあり、太いダクトを通って全部屋に冷暖房が行き渡る構造です。屋根裏に設置ということで、必然的に屋根裏部屋の三階仕様になってきます。(正確には3階建にはならない) 屋根裏部屋がついたおかげで物置部屋が1つできて助かっています。

温度管理は一括で行なっており、各部屋の室温調整は基本的にはできない(オプションである程度対応可能)。1階と2階のパワー配分の調整はできます。

24時間換気が室内をクリーンに

空気を外気と循環させているため全館空調は必ず、24時間の換気システムが含まれる。フィルターにより埃やダニ、花粉などのアレルゲンとなるものを除去してくれるので、室内の空気は空気清浄されていると思ってよいです。

私は花粉症であるが、帰宅後に家に入れば花粉症状に悩まされることはありません。しっかりとフィルターにて吸着されているんでしょう。

さらにこの換気システムのおかげで、洗濯の部屋干しも臭いが衣服につきにくいこと、家の中ですき焼きや焼き肉を行っても臭いが部屋に残りにくいことが実体験にて分かりました。

吹き出し口は天井にあり格子があるだけ。吹き出すだけなので、ここにフィルター的なものは装着されません。もちろん吸気用の口も天井にあるが、そこは簡易的なフィルターが付いています。他社の全館空調では、床に通気口があるタイプのものもあるが、見た目や床の使い勝手、埃が侵入しやすいことからも天井に通気口があった方がよいと思われます。

夏の暑さ、冬の寒さが感じなくなる

家に入ると、どこにいても夏は涼しく、冬は暖かいです。今までの家とは全く異なる体験をすることができると思います。エアコンのような一部分から冷気や暖気が送られることはなく、部屋全体をゆっくり冷やす、もしくは温めるので自然な形で部屋の室温が変わる。ただし、時間は少し要するため電源入れてすぐには効果は現れないのは弱点です。24時間つけっぱなしを推奨されるのは納得がいきます。

夏場は、特に快適に過ごすことができます。これといってデメリットが見当たらないです。冷房の効きも割と早い気がします。5〜10分くらいで涼しさを感じられると思います。

冬場は、それなりに快適だが気になる点も挙がってきます。まず、床はさほど暖かくはならない。むしろ普通の家と同様に冷たいです。暖房の効き目に少し時間がかかり、室外機が凍結すると、それを温めるために家の中は暖かくならない。乾燥が顕著、風邪をひきやすくなる、加湿器が必須です。ただし、部屋干しには好都合です。直ぐに乾きますよ。

冷暖房できない部屋

バスルームにはこの空調設備は繋がっていないです。トイレやウォークインクローゼットも換気口となっており、冷暖房管理はできません。

気密性・断熱性がセットになってくる

全館空調システムを導入すると、家の構造で求められるのが気密性・断熱性です。我が家でも導入するにあたっての条件に気密性・断熱性の高い断熱材やサッシを求められました。断熱材はウレタンフォームを採用し、サッシはトリプルガラスです。全館空調のパフォーマンスを最大限生かすには、これらが必須となってくるでしょう。

断熱性がよいので、屋外の気温の影響は受けにくいし、全館空調のおかげでどこにいても冷暖房の効果を受けられるから、家の間取りを吹き抜けやリビング階段など自由に設定することができます。また、外気温の影響を受けにくいので、空調効果が発揮されやすいため電気代削減にもつながるでしょう。

気密性であることより屋外の遮音性は増すが、逆にお家の中の音が響きやすくなります。我が家はリビング階段のため1階と2階の音が割と筒抜けになってしまい少し気になっています。家族間のプライバシーが若干損なわれることになるかもしれません。

電気代は業務用エアコンなので基本料金が抑えられる

業務用エアコンとしての電気料金に該当するため、一般の電気料金より基本的には安くなります。我が家では中部電力と契約しているので、ビジ得プランというプランを契約しています。どの時間帯でも1kwhあたり約16円なので、普通の電気料金プランよりはお安くなっているはず(全館空調システムは基本的につけっぱなしであるため)。

ただし、節約家の私としては、外出時の電源オフ、就寝時の電源オフは行っています。また、春秋の中で使用しない月が存在すると思われるが、ブレーカーから落としておけば電気料金を少なからず抑えられます(基本料金の一部がかからない)。

まとめ

全館空調システム、いかがでしたでしょうか?

個人的には、これから新築を建てる予定の方には是非とも検討していただきたいと思っています。

家は数十年単位で住まれるものですから、最新の設備を備えられることが望ましいと思います。その中でもこの全館空調はおすすめできるシステムだと思います。

是非とも検討してみてください。

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