ミドルクラスのミニバンを買う際はガソリン車とハイブリッド車、どちらがおすすめか?【2019年】

暮らし

ミドルクラスのミニバン(ヴォクシー、ノア、セレナ、ステップワゴン)を買う際に決めなくてはならないことがある。

ガソリン車とハイブリッド車

未だにどちらがいいのか悩みの一つである。

その背景としては、ハイブリッド車が未だに安くないということが挙げられる。

これらを考える前に基本的にわかっていることを並べてみよう。

  1. ガソリン車はハイブリッド車より安価
  2. ハイブリッド車はガソリン車より燃費がいい
  3. どちらもガソリンを燃料とする。

以上3つの点がある。

大衆は、とにかく経済的な方を選ぶに決まっているので上記2点を天秤にかけて比較する。

果たして、どちらがいいのか考えていこう。

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現在もガソリン車の方がハイブリッド車よりも経済的⁈

給油するガソリンスタンド従業員のイラスト

ハイブリッド車ガソリン車に対して上乗せ50万円ほど…未だにこのくらいの価格差がある。道理でハイブリッド車で埋め尽くされないわけである。この50万円を穴埋めするには距離数にもよるが、年間10,000キロとしても少なくとも10年は要するだろう。10年かかってようやく差額分をPAYできるからハイブリッド車を選択するのは難しい。あくまでも単純計算なのでこの通りとはならないだろうが、実際に10年近くで差額分を返済できるかなんて分からないので、まだガソリン車が選ばれているのだ。この価格差が20万円以内に縮まってくると、また変わってくるかもしれない。

ハイブリッド車は元を取るのに10年以上かかる

 

長く乗るタイプの人はハイブリッド車もアリ?!

ここで言う長く乗るタイプに該当する人は、新車や未使用車を買う人のことを指す。新車や未使用車は長く乗ろうと思えば10年、頑張れば15年乗ることも可能だ。このようなタイプに属する人は、ハイブリッド車にしてもいいかもしれない。

ただし、普段使いでそれほど距離を走らない人は差額分をPAYできないし、途中で事故や故障により修理や廃車となる可能性も無くはない。ましてや最初にまとまったお金を用意できないかもしれない。

必ずしも全員が全員、ハイブリッド車を買えるかどうかは微妙だ。

 

短めで乗り替えるタイプの人はガソリン車?!

こちらのタイプの人は中古車を購入する人あるいは新車を5年で乗り換える人を指す。

5年落ちの車や走行距離が50,000キロ越えしてたりする中古車を買えば、当然寿命は短い。中古車だからといってもハイブリッド車は、やはりガソリン車より高い。差額分をペイできない可能性は高いと思われるためガソリン車が無難という選択になるだろう。なるべくハイブリッド車でも安い中古車を見つけられるかが鍵か。

また新車を数年で乗り換える人は、如何に高く売るかが焦点になってくる。ハイブリッドはガソリン車よりも高くは売れるが、差額分以上の査定がでるとは言えないし、何よりも数年で買い替えることができるならば、あまりお金には困っていないはずだ。

 

ディーラー販売員もハイブリッド車を勧めてこない?!

これは、意外と思う人もいるのではないか?

だが、ディーラー販売員も人の子。客に高く売りつけようとはせず、安く買ってもらいたいのだろうか?はたまたガソリン車を売った方が儲かるのであろうか?

いずれにしろ、ディーラー販売員は意外とハイブリッド車は勧めてこず、ガソリン車の方がいいよと言ってくる。元を取るのにやはり10年以上はかかるみたいで、そこはディーラー販売員も重々分かっているみたいで、ハイブリッド車を勧めてこない。

それでもハイブリッド車がいいという人は、最初から何を言われてもハイブリッド車を買うということなのだろう。このクラスのミニバンは、価格がそもそも高い。さらに車体が重く、ハイブリッド車の燃費の恩恵を受けにくい点もあるといえそうだ。

ミドルクラスのミニバンはガソリン車の方が経済的

ハイブリッド車に乗っていればエコに貢献している

エコな電力のイメージのイラスト

ここまでだと、経済的に考えればガソリン車を選んでおく方が無難かと思ってしまう。

ハイブリッド車もいい点ないの?

何よりもハイブリッド車に乗れば、ガソリン車よりは環境に優しい。環境問題、CO2温暖化問題に貢献しているというある種の満足感は得られるだろう。

未来のことを考えると、やっぱりエコカーでしょう!レジ袋も有料化されるし。これからはエコだよエコ!しかし、今のところエコを推進する割に自動車に関しては、具体的に大きな御利益がない。エコカー減税はあるけどねー。やはり、少し物足りなさはある。

 

燃費だけじゃない!静かに乗れるのがハイブリッド車

ハイブリッド車は静かなのが特徴だ。

プリウスが発売された当初は、静かすぎて歩行者が車に気づかないなんて話も出たくらいだ。今では、あえて車がいることがわかるようにエンジン音を模した音を発するくらいだ。

それだけ静かなので車内も静かで快適だろう。走行中もタイヤと路面の音しかしないくらい。カーナビの音楽やテレビの音量も小さい設定で済む。

 

どちらにせよハイブリッド車もガソリンを燃料としているガソリン車だ。

これだけは念頭に置いておかなければならない点として、どちらも燃料にガソリンが必要となる。したがって、排ガスが多かれ少なかれ発生するということだ。

つまりは、完全なエコカーではない。中国やヨーロッパは電気自動車EVに切り替えようと努力しているのに対して、日本は未だにガソリン車にこだわっている。ハイブリッドとか言うものの結局排ガスを出す車を作っている。

かつての自動車大国は、現在もハイブリッドに甘んじている。

日本地図のイラスト

これから地球温暖化に対応する具体案が提示されていく可能性

地球温暖化のイラスト「汗をかく地球のキャラクター」

豪メルボルンの独立系シンクタンク「ブレイクスルー(Breakthrough-National Center for Climate Restoration」は、今後30年の気候変動にまつわるセキュリティリスクをシナリオ分析し、20195月、報告書を発表した。

2050年には、世界人口の55%が、年20日程度、生命に危険が及ぶほどの熱波に襲われ、20億人以上が水不足に苦しめられる。食料生産量は大幅に減り、10億人以上が他の地域への移住を余儀なくされる。最悪の場合、人類文明が終焉に向かうかもしれない──

 

大袈裟なことを。

と思うかもしれないが、実際このままでは本当にこれらのことが現実に起きないとも言えない。それだけに現状の地球は危機に直面しているのだ。

ヨーロッパや中国はEV(電気自動車)に今後、力を注ぐことを表明している。世界的にCO2排出に制限を設けることになれば、日本政府も否応なしに対応を迫られるし、何よりも世界水準に後れを取ることになる。

 

今後、ガソリン車とハイブリッド車、電気自動車で税が大きく変わる?!

国会議事堂のイラスト

国民に無理にでも電気自動車やハイブリッド車を買わせるには、最終的に税収で差をつけることになると思う。要するにガソリン車を所持する人に何らかの形で税負担を多くする考え方だ。もしくは、ガソリンスタンドを廃止して、電気スタンドを増やすか。それはインフラ投資に莫大な費用がかかるため簡単には実現できない。

いずれにしろ国が、政治が、動かないと国民全体がエコカーに変えることなどしないので、今後10年、20年かけて政治的に何らかの展開があると考えるのが正しいと思う。意外と前倒しになり5年以内にそういった取り組みが実施されることも十分あり得るのではないか。

そう考えると、ハイブリッド車を選択するメリットも見えてくるが、2019年現在ではそういった動きは見られないので、まだガソリン車の方が買いと思われる。

結局のところ、現時点ではガソリン車の方をおすすめする。

ミドルクラスのミニバンは高い。普通に400万円を超えてくる車種だ。また、車重も重く、ハイブリッドの恩恵も受けにくい。

何よりもお金のことがネックになるのがハイブリッド車なので、当面はガソリン車の方が手を出しやすい価格設定であることは間違いない。

ただし、次に買い替える10年後はおそらくガソリン車ではなくハイブリッド車もしくは電気自動車になることは間違いないと思う。エコカーが普及することを期待して待つとしよう。

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