リビング階段 メリット・デメリット

暮らし

家を検討する際に考える項目として1つ、リビング階段を採用するか否かがあると思われます。

ある住宅情報サイトのアンケートによると、6割の人がリビング階段に好印象であるのとは反面、4割もの人が否定的な考えを持っています。

果たして、リビング階段は有用なのかそうでないのか。我が家はリビング階段を採用したので、今のところのメリット、デメリットを紹介したいと思います。

ちなみにバックグラウンドとして、

  1. 家族構成は自分、妻、子1人。
  2. 断熱性能は比較的高性能。
  3. 全館空調システムを採用

メリット

家族(子ども)と必ず顔合わすことができる。

採用した一番の理由が、これだと思います。まだ子どもは小さいので大きくなってきたらの話ですが、子どもが将来的に持つであろう2階の自分の部屋に行くのにリビングを経由しないといけないため子どもは必ず親と顔を合わすことになります。

子どもが友達を連れてきても親は確認することができます。

思春期の時期でも親と顔を合わせる機会が多いためコミュニケーションあ生まれやすく引きこもりになることも少なくなるかもしれません。

少なくともリビング階段を採用しない場合と比べて、家族のコミュニケーションは良くなるのではないでしょうか。

家族の集合場所は基本的にリビングになり、各自の部屋は勉強や仕事の時に利用する部屋となるのではないでしょうか。そうなれば、リビングにテレビがあれば十分でしょう。

2階へ行くのに廊下に出る必要がない

階段は、通常は玄関とリビングをつなぐ廊下にあることが多いと思われます。家で過ごす中で一番滞在時間が長いのがリビングでしょう(寝ている時間は省きます)。

リビングから行動する上で2階に上がるには必ずリビングを出なければならない。また、1階と2階の繋がりが強くなり、一体感が生まれるでしょう。例えば、ご飯ができて呼ぶときもリビングから呼んでも2階に声が聞こえます。

また、玄関部の廊下は冬には寒くなりがちなので、2階へ上がるのに寒い廊下を通らなくてよいので、パジャマや部屋着などの少し肌寒い恰好をしていても大丈夫かと思います。

リビングが広く見える

リビング内に階段があることでリビングが広く見えることでしょう。階段は2階につながっており開放的な空間をイメージしやすいと思います。階段の種類によってはそこに吹き抜けを採用することでさらに解放感は増すと思われます。

デメリット

断熱性能と空調設備が高性能である必要がある

リビング階段を採用するということは、1階と2階をつないだとても大きな部屋となるため、1階と2階の空気はつながれ、全館空調システムなどを採用していなければ、空調の効きは悪くなるでしょう。空調の効きが悪ければ、光熱費も上がることになります。断熱性能も高性能でなければさらに悪化することとなります。つまりは、家の設備・性能がある程度良くなければならないでしょう。

プライバシーが損なわれる

1階と2階は筒抜けとなり、声も音も通りやすいです。ましてや断熱性能を良くすればこれがさらに顕著化されます。家族のコミュニケーションを良くする反面、家族間でのプライバシーは損なわれます。特に子どもが大きくなった時、この面がどうなってくるか少し不安の部分でもあります。

リビングは常にきれいにしておく必要性があるかも

子どもが友達を連れて遊びに来るなんてことが日常的に訪れるでしょう。リビング階段を採用したならば、2階の子ども部屋に上がる度にリビングを通過することになるので、リビングをきれいにしておく必要があるでしょう。

まとめ

リビング階段を採用するということは、1階と2階を同じ空間にするということです。家族間をより繋ぐ一方、個々のプライバシーは損なわれます。どちらが良いかどうかは今のところ答えまでには至っていませんが、今現在は後悔はしておりません。

リビング階段を採用するという決断そのものが家族の絆を深めようとする手段の一つなのかもしれません。それを生かすも殺すもその家族次第なのではないでしょうか。

ただし、リビング階段を採用するには家の性能も求められるので、今流行りつつある全館空調システムは今現在の必須のアイテムでしょう。

今から家を建てるならば20年、30年、それ以上住むことも考えて最先端の住宅設備を採用する必要があると思われます。

リビング階段を採用する際は、併せて全館空調システムの採用も考えてみてはいかがでしょうか。

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